飛行機の場合
ほとんどの国際線が、テヘランのメヘラーバード空港Mehrabad Airportに発着します。アジア、中東、ヨーロッパの多くの国からイランへの直行便が出ています。一方米国からはアジア又は中東で乗り継ぐことになります。イランへの往復便を就航している路線には、イラン航空、ブリティッシュ・メディタレイニアン航空、KLM、ルフトハンザ、スイス航空などがあります。

エマーム・ホメイニーEmam Khomeini国際空港はテヘランの近郊にあり、格安航空路線が乗り入れています。この数年のうちに、より多くの国際線がこの空港に移る予定です。上記の二つの空港のほかに、国内には約70の地方空港があります。そのうちシーラーズShiraz、マシュハドMashhad、エスファハーンIsfahanなどは国外の多くの都市とも結ばれています。

車の場合
トルコからは、車を利用して陸路でイランに入ることもできます。旧ソビエト連邦諸国のアゼルバイジャン、アルメニア、トルクメニスタンなどを経由してイランに入ることもできますが、危険が伴うため、かなりの勇気がいるでしょう。アフガニスタン情勢により、イラン-パキスタン間、イラン-イラク間の移動もほぼ不可能ですし、またおすすめできません。

イランへ車で入国する際は、各所に検問があり、特に国境付近は多いので覚悟しておきましょう。

船の場合
イラクへは、ペルシャ湾から船で入国することもできます。イランへは、バーレーン、ドバイ、クウェート、カタール、シャルジャー、アラブ首長国連邦(UAE)から定期路線が運航しています。もしアゼルバイジャンの首都バクーBakuやバンダレ・アンザリーBandar-é Anzaliから貨物船に乗る場合は、カスピ海経由でイランに入ることもできます。

鉄道の場合
イラン国内を走る安全な国際鉄道は一つしかありません。トルコのイスタンブールから乗車すると、イランの首都テヘランまで行くことができます。イランとイラクとを結ぶ鉄道もありますが、現在のイラク情勢を考えると、何が起きるか予測がつきかねます。

国内の移動

飛行機の場合
イランでは、国内線の定期路線も少なくなく、またさほど高額でもありません。イラン航空及びイラン・アーセマーンAsseman航空が、テヘランから国内のほとんどの地域へと路線を運行しています。また地方路線としては、カスピアン・エアーやキーシュ航空KishAirなどが、各地方を結ぶ路線を運行しています。飛行機を利用すれば、長距離移動の時間と労力を節約できます。

バスの場合
イラン国内のバス路線網は、国内の多くの地域を網羅しており、運賃も安いです。イランではバスには二つの等級があります。一等バスはより豪華で、二等バスは本数が多いです。とはいえ、一等は十分に割安ですし、特に中東滞在中は、エアコン付きのバスを選んだほうが体も楽というものです。イランでバスに乗る際の唯一の難点は、政府によりバスは時速80kmに制限されているため、時間がかかることです。

車の場合
車での移動を選ぶ場合は、タクシーが適しています。イランではガソリンが安いため、運賃も低く抑えられるからです。タクシーにも多くの種類があり、サヴァリSavariタクシーは、最低人員が5人以上の、いわばミニバスのようなものです。その他は乗合タクシー、貸し切りタクシーなどです。

レンタカーでの移動も、ガソリン代が安いため魅力的に感じられますが、費用だけに騙されてはいけません。交通状況はあまり好ましくありませんし、特にテヘランのような混雑した地域では、交通規則もほとんど守られていないことに注意する必要があります。

鉄道の場合
イラン国内は、鉄道のほうが、バスや車よりも速く、そして快適に目的地まで行くことができます。ラジャーRaja鉄道は5つの地方路線を運行しており、テヘラン、マシュハド、ジョルファJolfa、ゴルガーンGorgan、ホッラムシャフルKhorramshahr、その他多くの都市を通ります。